7月のむめや
6月のうちから気温30℃を超える暑さにゲンナリしています。
今日の横浜は34℃。暑さにクラクラしていたらグラグラ地震もありました。
皆さまはいかがお過ごしですか。
今年は梅が記録的な凶作と聞き入荷するまで心配だったので、JA西湘より入荷した時にはほっとっしました。
赤紫蘇も発芽率が今ひとつで、生育も遅めだと聞いていましたが、葉の量も多く立派な赤紫蘇でした。
枝から一枚づつ葉をちぎり塩でアク抜きする紫蘇入れのための作業は毎年気の遠くなる作業です。
今年のスタッフ一同の物凄い集中力。終えた時の気持ち良さは、梅干の味で皆さまに感じていただけることと思います。
紫蘇入れも終わり、天日干しまで無事に過ごし、梅雨明け後には安定した晴天が続くよう願うばかりです。
どうか皆様も一緒に願っていてください。お願いいたします。
●今月はイベント出店の予定はございません●
これからの季節の体調管理に梅干や梅酢は欠かせません!
昔ながらの酸っぱい梅干や梅酢は夏バテ、熱中症対策にとても役に立ちます。
また、殺菌力や防腐作用はお弁当などで効果が期待できます。お役立てください。
どうそオンラインストアにてご購入くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
●来月以降の出店予定●
・8月18日 横浜北仲マルシェへの出店予定
・9月14日〜9月16日 横浜三溪園 観月会にて出店予定
・9月18日 黄金スタジオキッチン パンとコーヒーマルシェお茶の日 出店予定
・10月30日 黄金スタジオキッチン むめつながりvol.2 開催予定
さて、今月はむめやの梅干作りの工程をご紹介します。
生梅を水洗いします。
水に長く浸さないように手早く流水で洗います。
水気を拭き取ります。
ヘタの部分に水が溜まっていないように丁寧に拭きます。
水気は厳禁!
よく乾かします。
竹串でヘタを取ります。
傷をつけないように優しく丁寧に。
熟し過ぎている実や傷のある実はカビの原因んとなるため、梅干にはしません。
ホワイトリカーで洗います。
むめやではできる限りの低塩で塩漬けしています。
梅の重さの10%の塩を使っていますが、こうも暑いといつまでこの塩分で漬けられるか・・・
2/3の塩を使い一粒づつに塩がしっかりと塗されるようにして樽に梅を入れていきます。そうすることで梅酢の上がりも早いです。
一番上に1/3の塩を被せるように入れ、中ぶたをして、重石を乗せます。
杉田梅は特に梅酢の上がりが早く、翌日の夕方には梅がすっかり浸るくらいにきれいな梅酢が上がってきます。
赤紫蘇が入荷したら、枝から葉をちぎり取ります。
気の遠くなる作業。
葉は水洗いして、よく水気を切ります。
塩で揉んでアク抜きします。
この白い泡はすぐに茶色っぽくなります。アクです。
揉み方は、葉を千切らないように腰を入れて圧をかけます。
筋繊維を傷つけてしまったヘタなマッサージと同じにならないように、マッサージと同じです😀こんなところでセラピストの経験が役立っています。
アク抜きした紫蘇はギューッと絞ります。
そして樽の中の梅酢を使ってボールでほぐします。
紫蘇のアントシアニンが梅酢の酸に反応して真っ赤になります。
赤梅干にしたい塩漬けしている梅の樽に発色させた紫蘇を加えて天日干しまで置きます。
むめやでは、梅10kgに水気を切った紫蘇の葉を3kg使っています。
白梅干の樽は天日干しまでそのまま過ごします。
出来上がりを楽しみにしていてください。
天日干しの様子は、来月お伝えいたします。
●今月のおすすめ●
今年の完熟杉田梅で作りました梅ジャムを販売中です。
水を一切使わずに完熟杉田梅の果肉とお砂糖だけで作っています。杉田梅の優しさのある酸味はジャムにすると最高です!
ぜひお召し上がりください。